2018年 08月 31日
ひとつずつ。 |

毎年恒例となっているカレンダー。
5.6年前から、プラスチックケースを毎年多く消費していることが気になり始めました。
だけど、長年に渡り定着した形だったし、さらにコストのこともあり…なかなか、一歩を踏み出せずにいました。
今年のはじめ、海に流れ出たプラスチック製品がマイクロプラスチックになり、それを海鳥や魚たちが間違って食べていることを知りました。プラスチックそのものにも有害な化学物質が含まれますが、さらに海の中の汚染物質も引き寄せて濃縮されていくのだそうです。それを飲み込んでしまえば命にもかかわるでしょうし、私たち人間も、いずれその魚を食することになるでしょう。
プラスチックケースを消費することは、ここ数年、ずーっと気になっていたことだし、よし!これをきっかけに今年こそ挑戦してみよう!と、代わるものを考え始めました。かどっち協力のもとデザインを考え、池田紙器工業さんになんども試作を作っていただきながら完成した「スタンド式」。パキッと折る時がなんとも言えず気持ちいいのです。
…と、いうわけで、念願がかない、来年のカレンダーからプラスチックケースを卒業できる運びとなりました。いままで通り、印刷は熊本の株式会社CAPさん。丁合と封入作業は、NPO法人 栞のみなさんに。たくさんの人の力をお借りしながら思いが形になって、とても、とても、嬉しいです。そして、やっぱり、紙製品が好きだな…と思います。あたたかいです。
来年のカレンダーは、明日からはじまる湯布院での原画展「どうぶつえんのどうぶつたち」会場で発売開始します。いつもの取扱店でも販売させていただくつもりですので、また改めてお知らせさせてください。
by kodadayoko
| 2018-08-31 10:28