2018年 12月 26日
全面開園 |
昨日は、抜け殻のようになっていて、長い間お布団から出れなかった…笑
熊本市動植物園が12月22日に待望の全面開園を迎えました。私は約1年半かけて取り組んで来た「解説パネル」をようやくお披露目できるとあり、当日は胸がいっぱい。たくさんの来園者、子ども達の嬉しそうな声が響き渡り、全てがキラキラとしていました。動物達はあまりの人の多さに疲れちゃったかもしれないけど、やっぱり子どもの姿があってこそだなあと思いました。地震以降ご苦労されてきたスタッフのみなさんの笑顔も、また、うれしかったです。
22日〜24日までオープニングイベントが開かれ、私もお迎えする側で動植物園で過ごしたのですが、本当にたくさんの方々が朝から夜まで来園されました。みんな、心から待ちわびていたんだなあ…。熊本地震から2年8ヶ月。本当に長かった…でも、そのおかげで動植物園の存在意義を感じたし、大切に思う気持ちが大きく膨らみました。その記念すべき日に関われたこと、とても光栄に思います。
画像は、南門へ向かう風景。開園初日は久しぶりに開く「正面ゲート」から入るべきだったのかもしれないけど、私はどうしても「南門」から入りたかったのです。
地震後10ヶ月ぶりに一部開園したとき入ったのが南門でした(正面ゲートは被災して閉鎖されていた)。だから、南門へ向かう道を歩くとその時感じたことを思い出すのです。江津湖の風景がとても美しく、そして子ども達のうれしそうな笑い声、全てがキラキラと見えたあの日。余震で疲れていた時に、その光景が、空気感が、とても心地良かった。それから、毎週とまではいわないけど、かなりの頻度で通っていました。
復興には本当に想像以上の時間がかかります。まだまだ大変な思いをされている方々も多いかと思いますが、美しい風景や動物たちのおおらかで無邪気な姿をみて、わたしたち人間も前をみてがんばれたらと思うのです。この季節は渡り鳥もやってきますし、右手にはマサイキリンや、アフリカゾウの姿も見えてきます。南門オススメです。
引き続き、動物資料館では作品展を開催中ですのでお出かけの際には、是非、足をお運びください(詳しくはこちら→http://artchannel.jp/news/2018/12/post-92.html)
by kodadayoko
| 2018-12-26 17:25